発酵生活の歩き方~失敗なくできた方法から腸活と美肌効果へ

発酵液と茜ベンガラの手染め麻ダブルガーゼケット

sumire
発酵生活にハマっている「発酵美ジュアリスト」sumireです。

料理生活は長かったのですが、発酵というものをあまり意識したことはありませんでした。
そんな私が、「発酵生活に浸かってしまう」ようになったキッカケを通して、
「発酵」と「美容や健康」の関係についても、お話させていただきますね。

発酵生活の歩き方~失敗なくできた方法から腸活と美肌効果へ

私の発酵生活ストーリー

十代からのアトピーや腸の不具合などがありました。


だから健康法や食事法に興味を持って、
20歳代で自然食や玄米食を取り入れたり、ぬか漬けをつけたり(数回ほど)、
梅酒をつけたり、酵素ジュース、味噌を手作りしたり・・・はしました。

やってみたい、とその時は学生が思うような、好奇心で臨むのですが、その時限り。
別段興味もわかず、生活に根付かなかったのでした。

だって、買えばもっと品質のいいものもあるし・・・などと、
生活に手間をかける時間も、惜しかったのでした。

人生後半以降で、心の不調からくる体調不良に悩まされ、
やはり健康になる食べ物を作っていこう!と興味を持ったのが、「発酵」でした。

それも、思うだけで実行には移せなかったのですが、
ある出会いがキッカケで、「発酵」にハマってしまいました!

それは、「甘酒や酒粕で作る発酵料理の本」。


ものすごく簡単な作り方で説明されてあり、見るなり、
「これ、作りたい!!」と、スグに買って帰りました。

以来発酵生活、腸活にもなるし、美肌にもなるしで、楽しんでいます。
そんな私の「発酵生活の歩き方」を、シンプルに書いてみました。

悩める方のご参考になれば、幸いです。

発酵って何?発酵生活はどうするの?

※発酵とは何か

発酵とは、微生物が活動して物質(食物や有機・無機物)の変化を促す行為です。
つまり、食物では微生物(菌)が、活動する過程で作り出す成分で、
そのもの自体が変化していくこと。

食べ物であれば、微生物が酵素を作り出し、それによって分解や消化吸収されながら、
人にとって有益なものに変わっていくことを、概ね発酵と呼んでいます。

反対に、微生物が活動することで有害になったりすることを、腐敗と呼びます。

この日本で暮らすことで、当たり前に「発酵生活」を送っています。

「発酵生活」って何か、と言われると、
「味噌・醤油・酢」などの古来からの発酵食品を、料理に入れたり、肌に使用したり(昔からある自然療法など)、
発酵を促すお漬物やエキス(酵素ジュース等)を作って、微生物と関わりながら、

その栄養素を取り入れていく生活、です。

★↓↓ 作って楽しむレシピはこちら↓↓  ★

「楽しむ発酵レシピ集」で、楽しみながら健康に美肌に♡ ★

なので、これからが「発酵生活」という区切りはありませんが、
しいて言えば、意識して発酵食品を取り入れながら、
自分の体の循環と、自然環境の循環が、うまく回っていくようにしていくこと。

それには、即醸成などのものではなくて、じっくりと熟成されたものを使ったり、
食べ物からの栄養が、今の「体」を作っていくことを、体感しながら暮らす・・・ということです。

「発酵生活」は、奥が深くて、それでいてすごく「シンプル」なことなのです。

だから気負うことなく、自分の感性を信じて、心地よいもの、美味しいもの、
楽しいもの、へいける感覚ですね。

発酵生活のはじめの一歩を踏み出すには

発酵って微生物を扱うから、順調か様子をみたり、
食物の状態で判断したりしなければいけないですね。

でも、ゆっくりと、慣れていけば、間違いなくうまく進むので大丈夫です!

要は初めは、少しだけやってみる、ということが大切です。

ちょっとだけ、発酵の調味料、例えば塩こうじなどを使ってみる
一冊だけ、簡単レシピの本を読んでみる
そこからできそうなことだけ、やってみるなど・・・。

私の初甘酒デビューは、寺田屋さんの本を買うことから始めました^^

その中でできそうなことをひとつだけしてみました。
それは、冷ご飯と麹を熱湯で混ぜて、15時間前後炊飯器で保温する・・・ことだけ、でした。

炊飯器の蓋を開けておく、布巾をかぶせておく、という手間が要りましたが、それだけでした。

甘酒が完成

そんな一歩ができて、嬉しい!という気持ちが、また次へと誘ってくれるものです。

次は甘酒のレシピに挑戦していきました!

一日一品、出来る時もできない時もある、
でも、出来たらすごーく嬉しかったです(#^.^#)

★ 成功した麹レシピたちのご紹介はこちら   ★

そして、何より腸活にもなったり、お肌のツヤも出てきました。
飲む点滴と呼ばれる「甘酒」は、体感があるんですね。

発酵を楽しむための基本の調味料や調味料作り

発酵を楽しむのは、何が必要とかいうのはないと思いますが、
古来から作られた製法が、微生物にとっても一番最適な方法だったりします。

そんな微生物が活性化する調味料が、良い発酵をしていますので、
体の中から元気をもらえます。

味噌・醤油・みりん・お酢の作り方と効能

お味噌の作り方と効用

お味噌は大豆などに、「麹」と塩を合わせて発酵させるのが基本です。
昔は各家庭で作られていたのですよね。

「手前味噌」という自分褒めの言葉の由来は、
そんな自分の家のお味噌を自慢する言葉、からということです^^

お味噌の作り方

  1. 麹作り 精白された米から麹を作る
  2. 大豆の処理 ひと晩浸水させたものを使い、煮る
  3. 仕込みと熟成 味噌の元になる、麹、煮た大豆、塩を混合する
    容器に入れ、空気を抜いて、加温醸造なら4か月~天然醸造なら1年間ねかせる

お味噌には以下の効能があります↓

がんの予防

・味噌はがんの原因となる体内の、突然変異物質の作用を弱める

血圧低下


・血圧降下作用の「ペプチド」という物質が含まれています。

抗酸化


・味噌に含まれる「サポニン」や「レシチン」「リノール酸」「ビタミンE]などの成分で、抗酸化作用がある。

コレステロール低下

・味噌に含まれる「サポニンやリノール酸」、植物ステロール、ビタミンEなどには、コレステロール低下の作用があります。また大豆の主要構成たんぱく質の「βコングリニシン」は、血中の中性脂肪を低下させます。

美白効果


・麹菌が発酵する過程で生成の、コウジ酸は、シミ・そばかすの原因となる「メラニンの合成」を抑制します。

整腸作用


・味噌には食物繊維や、難消化成分の「レジスタントプロティン」などが、腸の腐敗菌や有害物質を排出。腸活にも抜群です。

ピロリ菌抑制

・ピロリ菌は胃炎や胃潰瘍などをおこす細菌ですが、味噌の褐色色素の「メラノイジン」の働きで、ピロリ菌が抑制されると言われています。

 

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醤油の作り方と効能

醤油は日本食になくてはならないものですね。
醤油は醤油麹に食塩水を加え、発酵させたもの。
大豆と小麦が原料です。

醤油の製造方法

  1. 大豆は浸水後蒸しておく
  2. 小麦は炒って砕いておく
  3. 種麹を加えて仕込む
  4. 醤油もろみができ、圧搾する
  5. 調整、火入れとろ過

お醤油はなくてはならないものですが、その効用は以下です↓

消臭
・生臭みを消す

加熱
・美しい照りと香ばしさ

静菌
・塩分やアルコール、有機酸の成分が、大腸菌などを抑制したり、死滅させる

甘みとの対比
・甘さを引き立たせる

抑制効果
・塩辛さをやわらげる

相乗効果
・醤油のグルタミン酸とかつおのイノシン酸が合わさることで、旨味が作り出される

みりんの作り方と効能

みりんの製法

  1. もち米を蒸し煮する
  2. 麹菌を混ぜる
  3. 焼酎を混ぜる
  4. 熟成
    ※みりんの醸造ではアルコール発酵を行わず、糖化だけを進行させる

みりんの原料は、もち米、米麹、焼酎またはアルコールです。

みりんは甘さと照りを出すときに使いますよね。
なんと45%以上の糖分と11~14%のアルコールを合有する、「酒類の調味料」です。
昔使われた最初のころは、飲料用だったそうです。

みりんの効果は以下です↓

照り・ツヤ出し
・糖類が加熱されて、膜を作り照りツヤが出ます。

コクと旨味を引き出す
・アミノ酸やペプチドなどの旨味成分と、糖類等が絡み合って、コクと旨味が出ます。

消臭効果
・アルコールが蒸発する際、魚や肉などの生臭い成分も蒸発するので、生臭さが消されます。

煮崩れを防ぐ
・みりんのアルコールと糖類が、材料の組織を引き締めるため、煮崩れが防止されます。

上品でまろやかな甘み
・みりんの甘さは、ブドウ糖など複数の糖が含まれるため、上品な甘さになります。

みりんは、「本みりん」「本直し」「みりん類似調味料」に分類されます。
「みりん類似調味料」は、「発酵調味料」と「みりん風調味料」にわかれるのですが、
「みりん風調味料」はアルコールが1%未満で、発酵はしていないそうです。

おひな祭りの白酒は、もち米にみりんをも是て作られていました。昔みりんは、お酒に弱い人や、女性に好まれて、飲まれていたそうです。

お酢の作り方と効能

お酢も色々な効能があり、特に塩分のとりすぎを防いだりできるので、
健康維持には欠かせないものです。

食酢は醸造酢と合成酢に分かれます。

醸造酢は、米や麦、トウモロコシなどの穀物や果実などを原料として、
アルコール発酵させたのちに、酢酸発酵させたもの ←酸度4.0以上、無塩化溶性固形分1.3~8.0%

合成酢は、氷酢酸や酢酸を水で薄め、砂糖や調味料を加えて製造されたもの ←ほぼ業務用

食酢の製法

お酢は、原料(穀物・果実)から酒を醸造し、そこへ酢酸菌を加えて酢酸発酵させた「酸性調味料」です。

食酢の製法は、伝統的な「静置発酵法」と多量生産向けの「全面発酵法」があります。

「静置発酵法」は、アルコール液を発酵槽に入れ、表面に酢酸菌の膜を繁殖させて、酢酸発酵を行う。
長期的な発酵法。

「全面発酵法」酢酸濃度の高い酢を、短時間で製造する方法。

食欲増進

・食酢の酸味で臭覚や味覚を刺激して、唾液、胃液などを分泌させ食欲増進させる。

減塩

・食酢は「塩味」を強く感じさせる効果。

防腐効果

・酢酸に細菌の繁殖を抑える効果があります。

疲労回復

・疲労の原因となる乳酸を分解する効果があります。

消化促進

・消化液の分泌を促す効果があります。

肥満防止と腸活

・グルコシダーゼという糖質分解酵素の活性の抑制=血糖値の上昇を緩和。
腸内の善玉菌を増殖させて、腸活につながります。

血圧上昇を防止

・食酢に含まれる成分に、血圧上昇させる「アンジオテンシン変換酵素」を阻害する物質があることが認められています。

殺菌効果

・食中毒菌(サルモネラ・ブドウ球菌・腸炎ビブリオ)に対して、静菌、殺菌効果があります。

参考書

※味噌・醤油・酒・酢などの調味料とは、発酵過程で作られている

基本の調味料を作るのは大変なので、自分に合うものを探すということをしています。

その次の、第二番目の調味料 麹から作る「塩こうじ」などの調味料は、
日常でも欠かせないので、手作りしていきます。

★「甘酒」と「塩こうじ」と「味噌」を同じ日に作ってみたレシピ ★

にがりを使わない豆腐を思いつきで作った結果とおからランチ ★

発酵生活に必要なもの・道具類

発酵に使う道具と場所の確保

引っ越してから「発酵のものを置く場所」を確保していくのも、大変な狭さになりました。
そこから工夫をしたり、断捨離したりして、
「発酵生活」に彩りを添えられるくらい、瓶や保存のものなどを置けるようにしました。

今ある場所で、物がプラスにばかり増えるのは、乱雑になるもとですが、
何が大切で、これからどうしていきたいのかを、よく考える機会にもなりました。

収納場所は色々模索中です。
狭い台所、部屋などで酵素ジュースなどを収納する棚は確保しました^^

酵素ジュース発酵食品棚

はじめのおすすめ発酵レシピ

超簡単レシピから発酵生活を始めてみる

私ができたものは、誰でも出来ると思いますが、
初めの一歩を踏み出したら、少しずつ「慣れる」ということと、「好奇心」は必要だと思います。


酵素ジュース・甘酒作り・酒粕調理・塩麴レシピ・ 乳酸発酵レシピ・塩漬け

楽しむ発酵レシピ♪はこちらから

発酵で美肌へ~体への健康美容効果~

美肌の菌とはー自宅でできる簡単美容と健康術

発酵食品を手作りして、一番に感じたのは「腸活になる!」でした^^

昔から便秘がちな私に必要なのは、「乳酸菌」だった・・・とわかりました。

人の体はそれぞれですので、どんなものが合うのかわかりませんが、
古来からあるもので、健康維持できるのが一番だと思っています♪

発酵食品と腸活について~お腹の不具合を治す「梅干し湯」 ★

発酵食品のヨーグルトパックで毛穴のケアして夏の美肌へ

家飲みと酒風呂で発酵美人になる!白麹と黒麹も取り入れてみる ★

発酵をもっと取り入れてみると自然と暮らす感覚になれる

ぬくもりのある「発酵染め」を体感~草木染めや衣類へ

草木染をしてきた時期がありました。
田舎に住んでいる時で、植物の色の優しさや、その肌触りに魅せられて。

植物性発酵エキスで、基本染めをしたものは、藍染のように、
布目にバクテリア微生物がはいったままで、合成洗剤を使わない限り、
ずっと生きていて、肌を守ってくれるのです。

私はダブルガーゼ(大麻)に、茜の染色をした、ガーゼケットをずっと使っています。
今や、それを一枚かけるだけで、春から秋の長い間を過ごします。

桜柄のストール染め(これは弟が染めてくれました)と共に↓

発酵液と茜ベンガラの手染め麻ダブルガーゼケット

麻(ヘンプ)のダブルガーゼ布を買って、端の処理もしていないまま染めたので、
たまに端の糸がほつれてきました(笑)
処理をすればいいのですが、そのまま使い・・・今では収まってくれてます。
でも肌に優しく、軽いので、手放せないのです♡

すごい!微生物のチカラで環境問題も解決できる

スーパーの袋が持参になりました。
マイクロプラスチックの公害は、海洋だけでなく人や動物までも侵害し始めていますね。

そんな中で聞いたニュース。
プラスチックを食べる、細菌がいるそうです。

私たちは、微生物のおかげで色々な恩恵やマイナスなども受けていますが、
生態系循環の中で、自分たちがしていくことも、もっと考えなければならないですよね。

まとめ・楽でシンプルな発酵生活を楽しもう♪

発酵生活、ラクですね~♪
「しなければ」ということが、あまりない。

醗酵ジュースや、手作りは「すること」のタスクに入ってます。
「しなければ」どうにもならないことは、一度もありません。

酵素ジュースをかき混ぜ忘れても、塩こうじをかき混ぜ忘れても、
微生物が文句を言ってくるわけでもないですし^^

忘れたら忘れたで、何とか発酵していてくれる。

私は「手を貸す」・・・?いやいや「手を貸させていただく」ということでしょうか^^

手作りなんかでも、失敗はなくて、分量違いでも「自然」は、何とかなる!
というスタンスで生きてます。

ゆったりした気持ちで、発酵に向き合うと、
発酵というリズムと同調できるのですね。

発酵生活に、癒されながら、楽しみながら来ています。

こんなことが、何かのご参考になれば幸いですし、
生態系や自然環境と、人の心のつながりが深まれば、嬉しい限りです。

© 2020 発酵美ジュアリスト