発酵食とは~人の健康と美容効果に欠かせない8つの理由

発酵食とは健康美容に欠かせない8つの理由

発酵食とは~人の健康と美容に欠かせない8つの理由

発酵食とは健康美容に欠かせない8つの理由

古来からの菌との共生で、人々が得られた影響

日本でも世界でも、発酵食は人間の食生活にとって欠かせないものでした。

人は単体ではなく、まさに微生物とコラボレーションしながら、
有機体を持ち生きているのです。

微生物は良い悪いを超えて存在するものです。
人体へ有益か、有害かは、人間が決めていること。

例えば、発酵の代表格でもある「麹菌」は、
日本酒や甘酒など様々なものを生んでくれる元ですね。

この「麹菌」は、アスペルギルス属に分類される、
「不完全菌類=アオカビなどと同じ」仲間
です。

増殖するために菌糸の先端から、
デンプンやたんぱく質を分解する様々な酵素を生成、放出するのです。
そして、最終は生成するアミノ酸やブドウ糖を栄養源として、増殖します。

つまり、たんぱく質や糖を分解して、旨味も出してくれるもの。

アスペルギルス属のカビの中には、
人に感染し病気を引き起こすものや、カビ毒を生成するものもあるのですが、
「麹」は毒を造らないカビであり、
安全性はFDA米国食品医薬品局にも認められているそうです。

麹菌は元が米麹から分離されたカビであり、麹をつくるカビのみを、麹菌と呼んでいます

麹菌A・オリゼーの和名は「ニホンコウジカビ」であり、事実上日本にしかいない。

ことごとく発酵に好都合の変化が起こっていることがあきらかになった。
このことから、元来A・オリゼーは、自然界には存在せず、
(麹菌の)祖先のA・フランバス(毒性のアフラトキシンを作る菌)から、
日本人が発酵に都合の良い菌株を選抜、育種してきたものとする学説が有効である

発酵の科学  中島春紫著 より

有難いことに、毒を作らないカビを、
日本人のご先祖が飼いならして作ってきた、ということですね。

発酵食の健康美容に欠かせない8つのわけとは

何とな~く、発酵食品はいいから、と思っていたりします。
でも、その中身を知ると、生活に無くてはならない、
「共に生きる菌たち」が、良い作用を及ぼしてくれているのだ、と知ることができます。

プロバイオティクスの働き 

プロバイオティクス」とは、
腸内細菌叢を改善し 人体に良い作用をもたらす生きた微生物 のこと  

腸内細菌叢=腸内フローラのバランスを良いほうへ保ってくれる善玉菌

プロバイオティクスの代表的なものには、「乳酸菌」「ビフィズス菌」があります。
発酵食品に多く含まれるこれら善玉菌が、悪玉菌を減少させるのです。

栄養吸収をサポート

消化器官での、微生物の分解作用 → 人間の消化吸収を助けてくれます
    例 たんぱく質をアミノ酸分解してくれる  分解しきれないとアレルギー反応も

調理で美味しさをアップ、たんぱく質分解していくれる

食品でのたんぱく質などの分解作用があり、
・美味しくなる・消化しやすくなる・アレルギーになりにくくなる、
ということが挙げられます。

こちらは既存の食品などに作用して、食生活で体を活性化してくれるのですね。
美味しく食べられる、というのも、人生の楽しみが増すので効果大ですね♪

美肌効果

悪玉菌が増えると、便秘や下痢、そして「免疫力」も落ちてきて、
結果肌荒れの原因などになってしまいます。

発酵食品は善玉菌のエサになってくれますし、
そもそもヨーグルトやチーズやぬか漬けなどは、
プロバイオティクスである「乳酸菌、ビフィズス菌」を沢山含んでくれています。

また味噌や塩こうじ清酒などに含まれる「麹菌」は、
発酵の過程で「コウジ酸」という有機酸を出します。
コウジ酸には、皮膚を黒くする「メラニン色素」を抑制する力があるので、
美白化粧品にも使われているほどです。

代謝促進

代謝が衰えると、浮腫んだり、脂肪がつきやすくなりますね。

キムチはカプサイシンの作用で、代謝を促進しますし、
食酢には「酢酸」があり、体内脂肪を分解したり
血行を良くして血圧やコレステロール値を下げる働きがあるのです。

抗酸化作用

代謝の障害は、活性酸素を生み出し、体を酸化させていきます。
それが「老化現象」「シミしわ」「動脈硬化」などに、
つながるのはご存じの方も多いでしょうが、
ワイン・納豆・味噌などには、
この活性酸素を除去して酸化を防ぐ「抗酸化物質」が含まれています

デトックス

老廃物がたまると、肌にも悪影響がありますが、
体も不調を呼び込んでしまいます。

発酵食は、デトックスを促す「腸内フローラ」で、腸を改善してくれます。
また血中では、発酵食は体に吸収されやすく、
血液をサラサラにしてくれる作用もあるんです。

リラックス効果

発酵食がリラクゼーション効果に作用するなんて、どんなことで?と思いますが、

ぬか漬けやヨーグルトに含まれる
「GABA(ギャバ)」というアミノ酸の一種は、
脳の興奮を鎮めてリラックス効果
があると言われています。


またセロトニン(神経伝達物質で心を安定させる)は、
発酵食に含まれるトリプトファンをエサにして、
腸内でほとんどが生成されます
ので、
摂取していくと、心の安定にもつながるのです。


まとめ

当たり前のように納豆を食べたり、味噌汁を飲んできましたが、
健康と美容にすごくいい作用をしてくれているのが、
「発酵食」だと、尚理解できました。

日本では「醤油」や「みりん」なども料理には欠かせないもので、
それらの古来からの製法が守られている時に、
その効果を最大に、発揮してくれるものだと思ってます。

当たり前に食べている発酵食ですが、
その中には数えきれない「菌たち」がいて、
働いてくれている、ということも感慨深いものです。

人の体の消化、ということを通して、
菌は姿を変えて、また地上に戻る、
この循環がうまく機能するような生活の流れであればいいのに
と思います。

今は、工業化が進んで、「体に良い菌たちが少ない食物」、
(加工食品)をとることも、多くなりました。

そんな時だからこそ、「発酵食」を見直して、
直接の生活に取り入れることが、
体と心にとっても、満ち足りた質の高い食生活になっていくのでしょう。

毎日、体内外の菌たちに「ありがとう」と感謝しながら、
発酵生活を続けてみたいと思っています。

お読みいただきありがとうございました。

© 2020 発酵美ジュアリスト